第二次と言われるキャンプ・ブームが落ち着いて、100均のキャンプギア・コーナーがシーズンを重ねる毎に小規模化していき、切ない思いをさせられている今日この頃。しかし、未だに私のキャンプ熱は冷めておりません。
若い頃はミニマムなツーリング・キャンパーでしたが、オッサンになって軽バンに乗り換えた今は、そこそこギアが増えました。たまたま相方さんもキャンプ好きになってくれたので、月に一度はデュオ・キャンプをしています。
因みに、相方さんはキャンプをするようになってから、鬱病の症状が少し軽くなりました。自然環境には心を落ち着かせる効果があり、軽度の鬱病なら正常レベルにまで改善する事があるそうです。
最初にデュオ・キャンをしたのは、奈良県の「白の平キャンプ場」でした。この時はソロ用のギアしか無くて、家にあった木製テーブルと「かしこいバケツ」だけで一泊するという、今にして思えばかなり無茶な真似をしていました。
この時は雨対策を全くしていなかったので、天気予報に無い大雨が降り始めた時は焦りました。バイク乗りだった頃は焚火をせず、炊事場でガス・バーナーを使っていたのですが、もうそんな真似は出来ません。
今後も焚火飯と焚火酒を楽しむなら、キチンと天候対策をする必要がありました。また、相方さんも人生初のキャンプを十分に楽しめたようで、自分のキャンプ・ギアが欲しいと言い出しました。
色々調べていくと、雨対策には「タープ」なるものを使えば良いというのが分かったので、ついでだから大阪に出来たばかりのキャンプ・デポに行ってみようという話になりました。
そしてタープ購入を記念して、和歌山の「田辺川湯キャンプ場」で一泊。でも、タープの張り方が全然分からなくて、何だかみっともないキャンプになってしまいました。こういうのもまた、良い思い出です。
おかげでキャンプに対してマジになり、毎月のように京都の「笠置キャンプ場」に通って腕を磨くようになりました。そして泊りよりもデイ・キャンプを好むようになり、焚火で料理をして家で飲むというスタイルを確立しました。
日帰りならテントよりもタープだけの方が楽ですし、泊りをしたくなったら蚊帳を吊ってタープ泊をしたり、軽バンの中で車中泊すれば良いんですよね。選択肢が増えれば増えるほど、キャンプは楽しくなっていきます。
因みに今現在(2025年)は、こんな感じのスタイルで楽しんでいます。個人的には、キャンプ・スタイルの変遷そのものを娯楽と考えれば、一生楽しめる趣味になると考えております。